腸美人に繋がる1日の食事の摂り方
皆さま、こんにちは。美容家の濱田文恵です。
年末に近づくにつれ、外食が多くなったり、寒さでなかなか朝が起きられず朝ごはんを抜いたりと、食生活が乱れる方が多くなります。
でも実は1日の食事の摂り方を意識するだけで、腸美人に近づくことができるのですよ。
今回は、腸美人に繋がる1日の食事の摂り方をご紹介しますね。
【朝ごはんの重要性】いつもより1時間早めに食べる
女性ホルモンには、働きの違いによって「エストロゲン」と「プロゲステロン」の２種類があります。それぞれの特徴をお伝えしますね。
1日の中でも、朝ごはんを抜いてしまう方が最も多いのではないでしょうか？でも実は朝ごはんを抜くことが最も腸内環境を悪くする便秘を招くのです。
私たちの体は、空っぽになった胃の中に食べ物が入ってくると「胃・結腸反射」という活動が起きて、腸の大ぜん運動が始まり、排便を促します。
つまり、朝起きた時に、胃のなかに何も食べ物が入ってこなければ便意が生まれず、便秘になってしまうのです。
便秘解消のためのサプリは摂っているのに、朝ごはんを抜くのが当たり前になっている方は、まずは朝ごはんをとる習慣をつけましょう。
特に、腸の大ぜん運動は朝ごはんを食べた1時間後に起こるため、できるだけいつもより1時間早く朝ごはんを済ませ、排便する時間も摂れるようにするのがおすすめ。
"どうしても時間がない時は、オーガニック野菜をサラダとして摂り入れれば皮ごと食べることができるので、皮に多く含まれる栄養素を吸収することもできます。
まずは、胃に何か食べ物を入れることから意識してみましょう。"
【昼ごはんの役割】脳をお休みさせ消化力アップ
昼ごはんは、何となく摂るべきものだと思っていませんか？朝から仕事や勉強などの活動で、実はお昼になる頃には私たちの脳はクタクタになっています。
昼ごはんはただお腹を満たすだけでなく、午前中いっぱい使った脳を休ませるのに必要不可欠な時間でもあるのです。
脳を使っている時は交感神経が優位になるので、昼ごはんを通して休ませることで副交感神経を優位にすることができます。副交感神経が優位になれば、消化機能もアップすると共に朝と同じように、空腹となった胃に食べ物が入るので、腸の大ぜん運動が起こり、排便を促すこともできます。
昼ごはんには、オリーブオイルを使った食事を積極的に摂り入れてみましょう。オリーブオイルに含まれるオレイン酸は、腸を動かしたり、腸の活動をサポートしたりする頼もしい存在になります。また昼ごはんを食べる時は一度、仕事や学業のことは忘れて、脳を思いっきり休ませてあげる意識を持つといいですよ。
【夜ごはんの立ち位置】寝る3時間前までに食べること
1日の中でも、最も多く食べてしまう方が多いのが夜ごはん。しかし、夜ごはんを食べ過ぎてしまうと、腸の働きを妨げてしまいます。
私たちの体は寝ている時に、“モチリン”というホルモンを分泌します。このホルモンは、消化管運動を活性化し、次の日の朝ごはんや排便に向けて、腸内をキレイにしてくれる働きがあるのです。
ただし、このモチリンというホルモンは、胃の中がたくさん詰まっていると効果を発揮できません。つまり寝る直前までたくさん食べていると、腸内をキレイにすることができないため、腸美人とは程遠くなってしまいます。
夜ごはんは1日の食事の中でも、腹八分目を心掛けましょう。栄養バランスを考える場合には、酵素ドリンクを活用し、足りない栄養素を補うのもいいでしょう。
外食などで、どうしても食べる量が多くなってしまう時は、せめて寝る3時間前までに食べて、ある程度消化されてから寝るようにするといいでしょう。
いかがでしたか？毎日当たり前のように摂っている食事ですが、少しの意識で、特別な腸活を行わなくても、充分に腸美人へと近づくことができるのです。
是非、今日から意識してみてくださいね。
美容家 濱田文恵
「延美長寿」をテーマに毎日のセルフ美容に西洋と東洋を組み合わせた独自の美養法を提唱。
今ある綺麗からこれから先まで続く綺麗を。予防を根底に美容寿命を伸ばすための記事執筆・監修、セミナー講演や勉強会等を主宰し、女性誌やメディアでも幅広く活躍中。(一社)日本セルフ美容協会代表理事、医薬品登録販売者、毛髪診断士、国際中医薬膳師
