皆さま、こんにちは。美容家の濱田文恵です。
私たちの体は、年齢を重ねる度に、刻刻と変わっています。
そのため、腸内環境もまた年齢を重ねる度に変化しているので、やみくもに腸活をするよりも、自分の年齢にあった腸活を取り入れられれば、より良い腸活ができると思いませんか?
今回は、年代別に陥りやすい腸トラブルと腸内環境の整え方をご紹介したいと思います。
私たち人間は、お母さんの産道を通る時に、お母さんの腸内環境から腸内細菌をもらいます。
そのため、妊娠や出産を控えるお母さんの腸内環境が、産まれたあとの赤ちゃんの腸内環境を左右するので、いつか子供をと考えている方は、日頃から腸内環境を整えることをおすすめしますよ。
そして、生後まもない赤ちゃんでも腸内環境によって生理活動を行なっているわけですが、この時期はまだ消化機能の発達が未熟なため、お腹が張ってしまうこと……。
その際には、お腹を優しくマッサージしてあげるといいでしょう。
10代に入ると、ほとんどの方は月経が始まります。
月経が始まることで、女性ホルモンの一つである「プロゲステロン」が分泌されはじめます。
プロゲステロンは母親の体の中で胎児を守るために分泌されるホルモンのため、体に水分や食べ物を溜め込みやすくします。
そのため、月経前になると便秘に悩みやすくなる方がいるでしょう。
20代は学校進学や、就職また転職や早い方では結婚・出産とライフステージにおいて変化の多い年代。
そこで、生活リズムが乱れたり、めまぐるしい環境の変化に腸内環境が乱れてしまったりする方が出てくるでしょう。
便秘に悩む方もいれば、消化機能が低下し下痢に悩む方も。
ご自身と向き合う時間を作り、乱れがちな生活習慣を定期的にリセットする癖をつけるようにするといいでしょう。
仕事や育児に忙しくなる年代。日々のストレスで、腸がお疲れ気味に……。
また妊娠や出産をした方なら、女性ホルモンの影響により下がり腸になりやすくなります。
腸が下がってしまうと、老廃物の排出が行われず便秘になるだけでなく、ぽっこりお腹のように見た目に影響が。
気分転換の一つとして腸に近い筋肉(腸腰筋・骨盤底筋群)を鍛えるなどの筋トレを取り入れてみてもいいでしょう。
40代は、腸の状態が比較的に安定している時なので、そのあとやってくる更年期に合わせ、日頃から腸活を取り入れましょう。
50代に入り更年期を迎えると、女性ホルモンの一つ「エストロゲン」が低下し、自律神経も乱れてきます。
その結果、腸内環境は乱れ、腸による消化や吸収の働きが低下します。
合わせて、ぜん動運動が鈍るので、年配の方特有の便秘悩みが現れるように…。
女性ホルモンの働きをサポートするために、オーガニックの酵素ジュースなどで手軽に取り入れられる腸活に合わせて、大豆や豆乳などのイソフラボンやコエンザイムQ10などのサプリを摂るのもいいでしょう。
いかがでしたか?
是非とも、ご自身の年齢に合わせた腸活を意識してみてくださいね。また次回、お会いしましょう!
美容家 濱田文恵
「延美長寿」をテーマに毎日のセルフ美容に西洋と東洋を組み合わせた独自の美養法を提唱。
今ある綺麗からこれから先まで続く綺麗を。予防を根底に美容寿命を伸ばすための記事執筆・監修、セミナー講演や勉強会等を主宰し、女性誌やメディアでも幅広く活躍中。(一社)日本セルフ美容協会代表理事、医薬品登録販売者、毛髪診断士、国際中医薬膳師