MOEGI代表成瀬 インタビュー

100%オーガニック酵素ドリンク、MOEGI(もえぎ)。

 

この一杯には、代表・成瀬が大切にしてきた想いや、こだわりがたくさん詰まっています。
今回のインタビューでは、MOEGI誕生のきっかけや、成瀬自身の体験を通じて感じた「本当に体に良いもの」への想いをMOEGIスタッフ木原がインタビューしました。

 

MOEGIがどのようにして生まれ、どんな想いで作られているのか。その裏側をぜひ覗いてみてください。

 

MOEGIを作ろうと思ったきっかけについて教えてください。

 

以前、僕が化粧品を販売していた頃、身体の中からアプローチできる商品がないかをいつも模索していました。


そんなときに酵素ドリンクという存在を知り、興味を持つようになったのがMOEGIを作ろうと思った最初のきっかけです。

今昔、多くの人が健康維持のために、三度の食事に加えて様々なものを摂取しています。

2015年から2017年にかけてインドに滞在していた自分は、アーユルヴェーダという伝統医学に触れ、体質に合わせたサプリメントや薬草の重要性を学びました。

帰国後、日本の美容業界でも、インナーケア製品が注目を集めていることに驚きました。


以前は化粧品やヘアケア製品が中心だった美容サロンにも、サプリメントをはじめとするインナーケア製品が数多く並ぶようになっていたのです。


試しに酵素ドリンクを飲んでみたものの、正直なところ、特別美味しいと感じたり、効果を実感したりすることはありませんでした。

自分の納得のいく、自分の中での「本物」を探し求めるようになったのは、その頃からです。

 

ここでしか聞けない、MOEGIの誕生秘話について教えてください。

 

酵素ドリンクMOEGIを開発するにあたり、既存の商品とは一線を画すものを作りたいと思いました。
そんな折、知人から紹介された方と知り合いました。

当時、その方の会社は創業間もなかったのですが、オーガニックへの強いこだわりと、未来を見据えたビジョンを熱く語ってくれたのです。

特に印象深かったのは、発酵の過程で生まれる微生物が、私たちの体に必要な栄養素をより豊かに供給してくれるという点。


発酵は日本の食文化の根幹をなすものであり、無限の可能性を感じました。

その出会いをきっかけに、ただ単に酵素ドリンクを作るのではなく、本物の、誰にも真似できないような商品を作りたいという強い思いを持つようになりました。

ちょうどそのタイミングで、有機栽培のいちごとブルーベリーを特別に提供していただけるというご縁に恵まれたのです。

ベリー系の中でも、いちごとブルーベリーは特に人気が高く、抗酸化作用も高いのが特徴です。
早速取り寄せ、製品化に向けての試行錯誤が始まりました。

ただ、いちごと言っても、皆さんが想像するような、日本のスーパーで売られている柔らかく見栄えの良いいちごとは違い、栄養豊富で野性味あふれる、野いちごのような固い品種のいちごでした。
それを、工場で発酵させる方法を試みたのです。

特に大変だったのは、やはりいちごを濾す作業です。


目の細かい円形の濾し器を使い、果肉をゴリゴリと擦り潰す作業は、想像を絶するものでした。
今でもよく覚えていますが、工場の皆さんは休日を返上してこの作業に当たってくれていたのです。
機械を使うのではなく、すべて手作業で行っていたため、特に手が疲れて大変だったと聞いています。


当時は想像もできないほどの重労働だったと、今になって思います。


このような手間のかかる製法を受け入れてくれた工場の皆さんには、今も感謝の気持ちでいっぱいです。

このように初期段階では様々な課題が浮き彫りになりましたが、皆さんの協力のおかげで、少しずつ理想の姿へと近づいていくことができました。

結局、MOEGIの開発には、アイディア段階から2〜3年を要したと思います。
発酵自体も実際にやってみないと分からない部分が多く、試行錯誤の連続でした。

関係者全員が「本当に良いものを作りたい」「本物を作るには手間暇を省いてはいけない」という強い想いを共有し、既存の枠にとらわれず、革新的な製品を生み出すことに全力を注ぎました。

僕たちは、「1商品=1事業」という考え方を貫き、社内全員が自信を持っておすすめできる商品のみを世に送り出しています。

全員が「本物志向」という一点で一致したことが、現在のMOEGIの礎となったと言えるでしょう。

 

MOEGIという名前は、どのようにして決めたのですか?

 

以前から知り合いだったデザイナーの方が、日本の季節や自然に関する本を持っていたんです。


その本の中で「もえぎ色」という、芽吹いたばかりの葉の色を思わせるあざやかな黄緑色が紹介されていました。


平安時代から続く日本の伝統色だそうで、色の名前の由来を調べてみると、「新たな時代への挑戦」や「芽吹く」といった、まさに新しい時代を象徴するような言葉が並んでいました。

僕自身、その頃からなんとなく、これから新しい時代が来るような予感がしていたのです。


自分でもよくわからない漠然とした感覚だったのですが、ちょうどそのタイミングで「もえぎ色」という言葉とその言葉が持つ意味を知りました。

これこそ、自分が表現したいと思っていた、生命力と希望あふれるイメージにぴったりだと思い、MOEGIという名前にしたのです。

 「日本の商品を世界に広めたい」という強い想いを持っていたことも、日本らしさが伝わる「もえぎ」という名前を選んだ理由のひとつです。
同時に、会社名も「萌木」へと変更しました。

その後、新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに人々の常識や考え方が変わり、まさに新たな時代へと移行していったのです。


同時に、美と健康に関してもホリスティックに捉える習慣ができ、健康意識は世界的に高まる一方です。
もう後戻りはないでしょう。

 

MOEGIと他の酵素ドリンクとの違いについて改めて教えてください。

 

MOEGIは、100%植物発酵エキスで作られた、他に類を見ない酵素ドリンクです。
有機栽培の野菜と果物だけで作られているという点も大きな特徴だと言えるでしょう。添加物はもちろん、水も一切使用していません。

日本の有機農地の割合はわずか0.2%と非常に少なく、有機栽培の原材料を確保することは容易ではありません。

MOEGIは「本当に良い商品を作りたい」という想いから生まれました。
その結果、豊富なアミノ酸を含む、科学的な根拠に基づいた商品に仕上がっています。

さらに、MOEGIのボトルには、砡(ぎょく)と呼ばれる特別なガラス素材を使用。
鳴門にある製造工場は、煙突のない工場で環境にも配慮されています。

今後とも、MOEGIならではの確かな品質と豊かな味わいを、一人でも多くの方に届けるように努力を続けて行きます。

 

「インナーケア」について、どのようにお考えですか?

 

今でこそ「美と健康」はセットですが、昔はそうではありませんでした。
美容意識の高い方は、肌のハリや潤いを保つために様々な美容成分を積極的に取り入れるなど、美しさを追求する。


一方、健康に関心のある人は、自然食品やサプリメントを愛用し、ヨガや瞑想などに取り組むイメージが強かったと思います。

しかし、僕が海外から帰国した頃、この状況は大きく変化していました。


さらに新型コロナウイルス感染症の流行をきっかけに、人々の健康に対する意識が劇的に高まり、美容と健康は一体のものとして捉えられるようになっていったのです。

自分自身も、幼少期からの持病を抱えており、健康の大切さを身をもって実感しています。
健康状態を維持し、変わらない体力と気力で精力的に活動できているのは、日頃から身体に気を配っているからに他なりません。

学生時代はファストフードなども好んで食べていましたが、40代に入った頃からは、食生活に対する意識が大きく変わりました。


食品パッケージの裏側の情報に目を向けるようになったり、身体に不要なものを極力排除したり、自然の食材を積極的に取り入れたりしています。

これらの食生活の変化に伴い、身体にも明確な変化が現れました。

例えば、食事や水を改善することで、身体が自然な状態に戻ろうとし、不要なものを排出する働きが活発になったように感じます。


人によっては、この現象を「代謝」や「デトックス」と呼びますが、いずれにしても、体内の浄化作用が高まったと言えるでしょう。

このような経験から、私は「インナーケア」の重要性を強く感じるようになりました。

内側と外側、両面からバランスよくアプローチすることで、良い身体の状態を、ひいては良い心の環境を作り出すのだと思います。

 

食事や運動など、普段の生活の中で気をつけていることはありますか?

 

僕は、体調を崩したり忙しい日が続いたりすると、アトピーなどの皮膚症状が出るので、自分の身体が疲れていることにすぐに気がつきます。

疲れがどのように現れるかは人によって様々で、自分のように皮膚に出る人もいれば、内臓に影響が出る人も少なくありません。

僕は、自分の症状を一種の「アラーム」だと捉えています。


アラームが鳴れば生活習慣を見直すきっかけになりますが、中には身体のサインに気づかず、症状が慢性化してしまう人もいるようです。

例えば、川の流れは、水が循環することで水草が育ち、生態系が豊かになります。
しかし、いったん水が滞ると川はたちまちよどみ、1匹のメダカすら住めない状態になります。
これは、私たち人間の身体にも当てはまるのではないでしょうか。

私たちの身体は、川のように絶えず変化し、循環しています。
この循環をうまくめぐらせるためには、意識的に生活習慣を変えることが大切です。

例えば、食事の内容を見直したり、運動習慣を身につけたりすることで、身体のバランスが変化し、健康状態が改善されることがあります。

古来より、「衣食住」が人間の生活の基盤であると言われてきました。


これらの要素が私たちの身体や心の状態に大きな影響を与えることは、現代においても変わらないのではないでしょうか。


人は食べたもので身体が形成される」という本質は、普遍だと思います。

僕自身は、食生活の改善に加え、20年ほど前から加圧トレーニング&コンディショニングを続けています。
このトレーニングは、血液の循環を促進し、短時間で大量の成長ホルモン分泌を促すことで、基礎体力の向上や身体のバランスを整える効果が期待されています。

食事、運動、魂はすべてつながっていて、これらの要素が相互に影響し合い、私たちの生活の質を左右していると思っています。

この3つのどれかが欠けていたり、弱ったりしてしまうと、前向きな思考は生まれません。
心の状態は思考に大きく影響しますし、不摂生な食事は身体だけでなく、心までも弱らせてしまうと考えます。


身体的な健康は、心の状態にも大きな影響を与えます。
健康な身体は、心身ともに健やかに過ごすための基盤となるのです。

健康な身体と心を保つためにも、「死ぬまで魂を磨き上げる」ということが重要だと言えるでしょう。

 

これまでの人生の中で「転機」はありましたか?

 

これまでの人生の中で、僕にとって大きな「転機」となった出来事が二つあります。

一つ目は、父を病気で亡くしたことです。
私が就職した年のことで、父はまだ54歳という若さでした。
3年間の闘病生活を家族とともに支えながら、「健康」であることの大切さを痛感しました。

この経験を通じて、病を未然に防ぐことの大切さを強く感じ、それが現在の仕事に繋がっています。

二つ目は、インドでの海外生活です。
言葉も文化も異なる環境の中で、どのようなことでも「まずは挑戦してみる」という姿勢を学びました。
この経験は、僕にとって大きな成長のきっかけとなりました。

 

成瀬さんがインドで経験されたことを教えてください。

 

僕が初めてインドを訪れたのは、2014年頃、今から10年前のことです。

ある容器メーカーのインド工場建設プロジェクトに携わるため、チームの一員として現地を訪れました。
インドは仏教の国であり、日本との共通点も多くあります。


しかし、インドの人々の「生きる」ことに対するエネルギーは、私たち日本人とは比べものになりません。
生きることは、単なる日常の営みというよりも、もっと根源的な、生命力あふれるものだと感じました。

例えば、インド発祥のアーユルヴェーダは、5000年の歴史を持つ伝統医学です。
西洋医学の歴史が数百年に過ぎないことを考えると、その深遠さに驚かされるのではないでしょうか。

私自身1週間ほどアーユルヴェーダの学校に通った経験があります。
そこでインストラクターの方に「アーユルヴェーダとは何か」と質問したところ、「Science of Life(生命の科学)」という答えが返ってきたのです。

授業は、この言葉の意味を紐解くところからスタート。


季節ごとの食事や生活習慣、そしてヴァータ、ピッタ、カッパという3つの体質(ドーシャ)に合わせたケアが、アーユルヴェーダの重要な要素であることを知りました。

アーユルヴェーダは、日本人がイメージするオイルマッサージやハーブといったものだけでなく、科学的な根拠に基づいた生活の知恵であることを学んだのもこのときです。

世界中で人気のアーユルヴェーダですが、その一部だけが切り取られて紹介されることも多く、その奥深さや歴史的な背景についてはあまり知られていないように思います。
アーユルヴェーダは世界三大伝統医学の一つに数えられるほど、その歴史と体系は深く、根付いています。


たった1週間の体験でしたが、アーユルヴェーダがいかに奥深く、そして魅力的なものであるかを垣間見ることができた良い経験でした。

また、インドで体験したヨガを通じて、自分自身と深く向き合うようにもなりました。
ポーズをとることに意識が向きがちな日本のヨガとは違い、瞑想や呼吸法を重視するインドのヨガでは、周囲の環境や内なる自分と一体になるような感覚にさせてくれるのです。


例えば、川の向こう側に住む部族から聞こえてくる人々の祈りの声も、瞑想という行為の一部のように感じました。

インドで得た経験は、私の人生の中で非常に大きな学びとなっています。

 

今後のビジョンや展望について教えてください。

 

今抱くビジョンは、MOEGIを世界中に広めることです。
かつて国外の展示会に出展するなど、海外展開を試みた経験もあります。


ただ単に商品を広めるだけでなく、人との出会いの輪を広げ、MOEGIを通じて世界中の人々の健康と美に貢献していきたいです。

人生100年時代と言われる現代において、自分らしく生きるためには何が必要なのか。

この問いに対する答えを探すことが、何よりも大切なことなのかもしれません。

MOEGIは、僕のこれまでの経験や学びの集大成であり、新たな章への始まりでもあります。


MOEGIを通して、皆さまのよりよい人生のたった一つのピースになれたら、これほど嬉しいことはありません。

代表 成瀬/スタッフ 木原

 

 

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