炭水化物ダイエットの罠

 

 

皆さま、こんにちは。美容家の濱田文恵です。

ダイエットを考えた時に、最もできる簡単な方法が食事制限です。
その中でも特に、短期で体重を減らせる方法として糖質を制限する炭水化物ダイエットが挙げられます。

しかし、炭水化物ダイエットは長期的に見ると、体への負担が大きいとご存知でしたか?

今回は、炭水化物ダイエットの罠について、お話しさせていただきますね。

 

 

炭水化物を抜くと痩せる理由

 

炭水化物は、人間にとって三大栄養素と言われるほど、大切な栄養素の一つです。なのに、なぜ炭水化物を抜くというダイエット法が生まれたのか。それは、体内で過剰となった炭水化物は中性脂肪となってしまう説があるからでしょう。

私たちの体は、炭水化物を摂ると消化酵素の力でブドウ糖に変換されます。ブドウ糖は体の活動時に必要なエネルギー源ですが、使わない時は肝臓に蓄積されます。しかし食べすぎたり、運動不足になったりすると、最終的に中性脂肪となってしまうという説があります。

 

 

またもう一説には、エネルギー源であるブドウ糖が不足すれば、体内ではブドウ糖の代わりに余った中性脂肪を燃焼して、エネルギー源に活用する説があり、それらの考え方から炭水化物ダイエットが流行した経緯があります。

炭水化物による中性脂肪の蓄積や、中性脂肪の燃焼によるエネルギー源の生成については、今でもさまざまな見解があることから、炭水化物ダイエットを行う時には、専門家指導の下で行うようにしましょう。

素人による炭水化物ダイエットに関しては、これから紹介するデメリットの方が大きくなってしまいます。

 

炭水化物のデメリット

 

① 食物繊維の不足を招く

 

 

炭水化物は、糖質をイメージしがちですが、実は食物繊維も含まれています。そのため、炭水化物を抜くと食物繊維も不足してしまいます。食物繊維が不足すると、MOEGIの読者様なら、腸にとってどれだけ悪いかご存知ですよね。食物繊維の不足は慢性的な便秘を招くので、炭水化物ダイエットは腸活に大敵になります。

 

② 筋肉量の低下

 

 

今日では炭水化物が不足すると、筋肉中にあるタンパク質を分解することが知られています。
つまり、筋肉量が落ちてしまうので、体の代謝量が下がり太りやすい体を作り上げてしまうという訳です。筋肉量が落ちれば、疲れやすくなったり、冷えやすくなったりするため、冷えが苦手な腸にとっては負担のかかりやすい状態と言える訳です。

つまり炭水化物で大切なのは、炭水化物を制限するのではなく、炭水化物の摂る量を管理したり、摂るべき時間帯を意識したりすることが大切という訳です。

一生懸命、炭水化物を抜くような苦しいダイエットで、腸内環境を悪くし、さらに太りやすい体を作ってしまっては本末転倒です。

是非、こちらのコラムを参考に健康的なダイエットを心掛けていきましょうね。

 

 

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美容家 濱田文恵

「延美長寿」をテーマに毎日のセルフ美容に西洋と東洋を組み合わせた独自の美養法を提唱。
今ある綺麗からこれから先まで続く綺麗を。予防を根底に美容寿命を伸ばすための記事執筆・監修、セミナー講演や勉強会等を主宰し、女性誌やメディアでも幅広く活躍中。(一社)日本セルフ美容協会代表理事、医薬品登録販売者、毛髪診断士、国際中医薬膳師

 

 

 

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