なぜ発酵食品が良いの?腸活の為のおさらい美容

 

 

皆さま、こんにちは!
美容家の濱田文恵です。

 

巷でよく耳にする発酵食品。

 

からだに良いものとは何となく分かっているけど、何がどのように良いのか、詳しく知らない方も多いのでは?

 

今回のコラムでは、腸活にも欠かせない発酵食品についてのお話です。

 

発酵食品は美味しいし、からだに良さそうとなんとなく摂るよりも、この機会に発酵食品の魅力についておさらいして、日々の腸活に役立てて下さいね!

 

 

1.そもそも発酵とは?

 

私たちが住むこの世界では、人間を含め、たくさんの生物が存在していますね。
そして、その生物のうち、食べ物の栄養素を分解する働きを持つ微生物が存在します。

 

この微生物達が食べ物の栄養素を分解するときに、人の体に役立つ物質が生まれるのですが、この工程を発酵といいます。

 

2.発酵させるメリット

 

食べ物を発酵させるメリットは二つあります。

 

一つは、食べ物の味わいと香りが深くなること。

 

 

私たち人間は、小さい分子構造の必須栄養素を美味しいと感じるようにできています。

 

そのため、例えば、大豆を発酵させた場合、大豆のタンパク質やでんぷんが分解され、大豆としてそのまま食べるよりも旨味や酸味が生まれ、より美味しく食べられるというわけです。

 

 

 

 

もう一つは、からだに届く栄養素が増えること。

 

食べたものは、腸で消化吸収を行いますが、実は腸は単純な要素しか吸収できない特徴があり、複雑な分子構造の繊維分はそのままでは吸収できないのです。
これでは、せっかく栄養素が豊富な食べ物を多く摂っても意味がありませんよね。

 

そこで、微生物による発酵を通せば、食べ物を分解し、栄養素の分子構造を小さくすることで、からだにより多くの栄養素を取り込むことができるようになります。

 

つまり、私たちは、たくさんの微生物を体内に入れた方がいいわけですね。

 

3.代表的な三大微生物

 

3-1 麹菌

 

米や麦、大豆などの穀物に繁殖させることで、麹菌という微生物ができます。毒を出さないカビの一種ともされ、他の菌を呼び寄せる特徴があり、和食のような複雑な旨味と甘みを作り出す際に活躍します。

 

 

 

3-2 乳酸菌

ヨーグルトで耳にする微生物。
名前の通り、酸性の特徴を持つので、生きたまま腸に届きやすいのが強みです。

 

善玉菌をサポートしたり、免疫に働きかけてくれるなど、人の健康には必要不可欠。

 

 

3-3 酵母菌

パンを膨らませる時や、ビールやワインなどを作る時になくてはならない菌。ここ最近では、消化作用を促す働きがあるとされ、酵母を使ったサプリも登場しています。

 

 

 

 

今回、ご紹介している三大微生物の中でも、特に注目されているのが、乳酸菌。

 

前述したように、私たちの腸と深い関係があることが分かっているので、腸活に励む方は、日頃から積極的にヨーグルトや漬物を摂るようにすると良いでしょう。

 

 

 

 

いかがでしたか?

 

発酵食品とは、微生物達の働きによって、食べ物を美味しく食べられるだけでなく、食べ物の栄養素が高まり、腸活に欠かせない善玉菌が豊富に含まれていることを分かって頂けたでしょうか?

 

 

是非とも、腸活のひとつとして、発酵食品を毎日の食生活に摂り入れて見てくださいね。

 

 

 


美容家 濱田文恵

「延美長寿」をテーマに毎日のセルフ美容に西洋と東洋を組み合わせた独自の美養法を提唱。
今ある綺麗からこれから先まで続く綺麗を。予防を根底に美容寿命を伸ばすための記事執筆・監修、セミナー講演や勉強会等を主宰し、女性誌やメディアでも幅広く活躍中。(一社)日本セルフ美容協会代表理事、医薬品登録販売者、毛髪診断士、国際中医薬膳師

 

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