冬の便秘はなぜ起こる?便秘解消のための5つのステップ

 

 

冬は、寒さや乾燥によって体が水分不足になりやすい季節です。水分不足は、代謝を低下させ、便の硬さや排出量に影響します。その結果、便秘になりやすくなります。

 

便秘は、お腹の不快感や肌のトラブルだけでなく、免疫力の低下や病気のリスクを高めるなど、健康に悪影響を及ぼします。特に女性は、ホルモンバランスやストレスの影響も受けやすいため、冬の便秘に悩まされる方が多いのです。
では、冬の便秘を予防・改善するには、どうすればいいのでしょうか?

 

この記事では、冬の便秘の原因とその対策について詳しく解説します。また、便秘を解消するための5つの具体的なステップをご紹介します。これらのステップを実践することで、便秘に悩まされない快適な生活を目指しましょう。冬の便秘にお困りの方は、ぜひお読みください。

 

冬の便秘の原因と対策

 

 

冬は、なぜ便秘になりやすいのでしょうか?じつは、寒さや乾燥、食生活や運動不足など、4つの大きな原因があります。それぞれの原因に対応した、効果的な便秘対策を紹介します。

 

1)体温の低下と腸内細菌のバランスの乱れ

 

冬は、寒さによって体が冷えて、体温が下がりやすくなります。体温が下がると、血液の流れや腸の動きが悪くなり、便秘になりやすくなります。
さらに、体温が下がると、腸内細菌のバランスも乱れやすくなります。腸内細菌は、便の量や質に大きく影響するので、そのバランスが乱れると、便秘の原因になります。

 

体温の低下を防ぐには、適度な運動と、温かい食事や飲み物が効果的です。適度な運動は、血液の流れを良くして、体温を上げることができます。
温かい食事や飲み物をとると、体が内側から温まります。これらを組み合わせることで、体の冷えを防ぎ、腸の動きを活発にすると、便秘予防につながります。

 

また、腸内細菌のバランスを整えるためには、ヨーグルトや納豆などの発酵食品を毎日摂ることがおすすすめです。発酵食品は、自然な方法で腸内細菌のバランスを整えられるので、便秘の予防に役立ちます。

 

2)運動不足と血行不良

 

冬は、寒さや雪のせいで、外出や運動を控えたり、できなかったりします。
運動不足は、血行を悪くし、体温を下げるだけでなく、全身の筋肉を衰えさせてしまいます。筋肉は、腸の働きをサポートする役割があるので、筋肉が衰えると、便秘の原因になります。

 

運動は、血行を改善し、筋肉を鍛えることができます。また、ストレスを減らし、リラックス効果もあります。これらの効果が組み合わさることで、便秘解消につながります。

 

3)水分摂取の減少と便の硬化

 

冬は、夏ほど汗をかかないので、水分を摂るのを忘れがちになります。しかし、水分は、便を柔らかくするために必要です。水分が不足すると、便が硬くなり、排出がしにくくなります。

 

のどが渇いていなくても、こまめに水やお茶などの水分を摂るように心がけましょう。お腹が冷えていると感じるときは、温かい飲み物をゆっくり飲みましょう。

 

4)食生活の変化と食物繊維の不足

 

冬は、チョコレートやグラタン、ラーメンなど、甘いものやこってりしたものを食べたくなる傾向にあります。しかし、これらの食べ物は、糖質や脂質が多く、食物繊維が少ない場合が多いです。
食物繊維は、便の量を増やし、腸の動きを促すために必要です。食物繊維が不足すると、便の量が減り、腸の動きが悪くなるので、便秘の原因になります。

 

グラタンと一緒にサラダを食べたり、ラーメンに野菜や海藻などのトッピングを加えたりするなど、食物繊維が不足しないようにバランスよく食べることを心がけましょう。

 

また、食物繊維を摂る際は、水分も一緒に摂ることが大切です。食物繊維は、水分と一緒に摂ることで、便を柔らかくし、排出しやすくします。食物繊維は、腸内細菌のバランスを良くする効果も期待できます。

 

便秘解消のための5つのステップ

 

冬の便秘を解消するには、何からはじめればいいのでしょうか?続いては、便秘解消のための5つのステップを説明します。これらのステップを実践すれば、冬の便秘に効果的に対処することができます。

 

ステップ1: 水分をたっぷり摂る

 

 

水分は、便を柔らかくするのに欠かせません。水分が足りないと、便が硬くなって出にくくなります。水分を摂るには、水やお茶などの飲み物だけでなく、スープや果物などの食べ物も活用しましょう。
コラーゲンが多い鶏ガラスープやビタミンCが豊富なみかんなどを食べると、肌の水分を保つ美肌効果も期待できます。

 

また、水分を摂るときは、冷たいものよりも温かいものを選ぶと、体温を上げる効果もあります。お湯を沸かして、少し冷ました白湯をゆっくり飲むのがおすすめです。

 

ステップ2: 温かい飲み物で体を温める

 

 

温かい飲み物は、体を温めるだけでなく、腸の血流を改善し、腸の動きをスムーズにします。また、温かい飲み物は、ストレスを和らげて、リラックス効果もあります。ストレスは、腸の緊張を引き起こし、便秘につながります。

 

温かい飲み物を摂るときには、白湯やルイボスティー、ハーブティーなどカフェインレスのものを選ぶと良いでしょう。カフェインは、利尿作用があるので、水分の排出を促し、便秘を悪化させる可能性があります。

 

ステップ3: 食物繊維をしっかり摂る

 

 

食物繊維は、便の量や質を良くするのに必要です。食物繊維が不足すると、便秘の原因になります。
食物繊維を摂るには、野菜や果物、海藻やきのこなどの食べ物を積極的に摂りましょう。例えば、食物繊維が豊富な根菜類のごぼうや大根、ほうれん草、わかめやしいたけなどがおすすめです。

 

特に、冬は風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすいので、免疫力を高めるビタミンCやβ-カロテンなどの成分を含む食べ物から食物繊維を摂ると良いでしょう。
ビタミンCが豊富なキウイやパプリカ、β-カロテンが多いニンジンやかぼちゃなどが最適です。ビタミンCやβ-カロテンなどの成分は、免疫力を高め、感染症を予防する効果が期待できます。

 

食物繊維が多い食べ物を食べるときには、水分も一緒に摂ることが大切です。

 

ステップ4: 食事時間を決めて腸のリズムを作る

 

 

腸には、排便リズムがあります。同じ時間に食事をすることで、排便リズムを作ることができ、便の排出が定期的になります。

 

食事時間を決めるときには、自分の生活スタイルや体調に合わせて、無理のない時間を選びましょう。例えば、朝食は7時、昼食は12時、夕食は19時など、一日3食を規則正しく摂ることが大切です。
食事時間を守ることで、腸の働きを正常に保つことができます。
特に、朝食は、一日の始まりに腸の動きを刺激する大切な食事です。朝食を食べることで、腸の活動をうながし、スッキリと気持ちの良い朝を過ごせます。

 

また、排便リズムを整えるためには、生活リズムを整え、ゆっくり睡眠をとり、ストレスをためないようにすることも大切です。

 

ステップ5: 適度な運動で血行と筋力を高める

 

 

運動は、血行を良くし、体温を上げることで、腸の動きを活発にします。また、腹筋や背筋などの筋肉を鍛えることで、腸の働きをサポートします。

 

運動は、毎日続けることが大切ですが、無理をしない程度に行いましょう。ウォーキングやストレッチなどの軽い運動から始めると良いでしょう。運動するときは、水分補給も忘れずに。運動後には、水分と一緒にミネラルも補給することを忘れないようにしましょう。

 

まとめ

 

冬は、寒さや乾燥で体が水分不足になり、代謝が低下し、便秘になりやすくなります。
便秘は、お腹の不快感や肌トラブルだけでなく、免疫力の低下や病気のリスクの増加など、女性の健康や美容にさまざまな影響を与えます。

 

この記事では、冬の便秘の原因とその対策について詳しく解説しました。また、便秘を解消するための5つの具体的なステップを紹介しました。これらのステップは、水分や食物繊維をしっかり摂ること、体温を上げ血行を良くすること、運動や食事時間を定期的にすることなど、日常生活に少しの工夫を加えることで実践できます。

 

冬の便秘に悩まされることなく、快適で健康的な毎日を送るために、5つのステップをぜひ試してみてくださいね。

 

《参考URL》

「便秘と食習慣」 e-ヘルスネット(厚生労働省)
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-02-010.html

《参考書籍》

「便通異常症診療ガイドライン2023(慢性便秘症・慢性下痢症)」

日本消化管学会 南江堂発行

 

〜1日大さじ1杯で腸まで届く 〜腸美人を目指すあなたへ。無添加酵素ドリンク「MOEGI(もえぎ)」

 

 


管理栄養士 山田 由紀子

乳幼児からご高齢者まで延べ1000人以上の栄養指導・食事相談を10年以上実践。
食情報の専門家として、栄養・料理・健康にかかわる記事の執筆、監修、レシピ作成等を行うほか、健康料理教室、味噌づくり教室、梅仕事の会を主催。

体質改善ではじめた発酵食づくりに魅了され、味噌、甘酒、塩麹、豆乳ヨーグルト、ぬか漬け、天然酵母パンなどを自宅で作り、「腸から元気になる食事」の研究に邁進中。

 

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